余命三か月と告げられたら

さやかちゃんへ

今日は、さやかちゃんに今まで生きてきたお母さんの人生を振り返って、今思う事を書こうと思います。

お母さんは先日、あと3ヶ月の命だと宣告されました。

まさかそんな事を言われるとは思ってもみなかったです。

ビックリというか戸惑いというか、モヤモヤ していて氣持ちの整理がついていません。

これからゆっくり考えたいとか言っているうちに、あっという間にこの世とのお別れの日が来てしまうのでしょうね。

これも、この世での最後のお仕事だと思って、店じまいのように人生の店じまいをしないといけないのでしょうね。

今思えば、長かったようで、あっと言う間の人生でした。

なんと言っても人生の一番のイベントは、翔太とさやかを授かったことです。

この時期も、私はフルタイムで仕事をしていました。

仕事と子育てを両立させようと頑張っていたので、一番忙しかったし余裕がなかったのを覚えています。

だけど2人を授かったこの時ほど嬉しかった事はなかったです。

満足な子育ては出来なかったけれど、出来る限りの事はしたつもりです。

さやかちゃんから見たら、「なにもしてくれてない」と思っているかもしれないですね。

お母さんの子育てをどう感じていたのか、またどんな風に思っていたのか聞いてみたいです。

それにしても、結婚してから27年もお仕事を続けて来られたのはなんといってもお父さん（夫）のお陰です。
もちろん二人のおばあちゃんや、身内、職場の同僚の方々やお友達のおかげもあります。

だけどだけど、やはり近くでずっと見守って支えてくれていたのはお父さんです。

どうにもならないくらい、悔しい時や、悲しい時も話しを聞いてくれたのはお父さんでした。

それは、さやかちゃんも翔太も見ていてわかっていたと思います。

お父さんには感謝しても仕切れないです。

喧嘩もいっぱいしたけどね。
笑笑

仕事仕事とずっと看護師の仕事を続けて来たけれど、「もう少しゆっくり余裕を持った人生を歩めば良かったな」とは思います。

ゆっくり自分の事を考えたり、軌道修正したり、余暇を楽しんだり、映画を観たりと、まだまだ経験した事のないことを思いっきりしたかったと思います。

子育てについても然り
心に余裕があったら、もう少し翔太やさやかちゃんとも向き合えてたのにとは思います。
ごめんなさいね。

『人生やり切った‼️

人生悔いなし‼️』

って

今、言えるだろうか？
と、今の自分に問うてみる。　

きっと

時間があっても無くても、やる人はやるし、やらない人はやらない。

自分次第
その人次第

足腰立たなくなって後悔しても始まらない。

思ったらやってみる。

感じたらそう感じた自分をそうなんだと受け入れてあげる。

やりたくないと思ったらやらない。

自分の中から湧き出てきた感情や思いに蓋をせず、素直に従う。

人は、流されやすいし、人の意見が氣になるし、自分の本当の声に耳を貸さない。

子供の頃に植え付けられた大人の押し付けだったり、体裁だったりする。

そんな自分らしくない、自分の心からの想いや感情に蓋をせずにやってみたい事、やりたい事を心から楽しんでやってほしいと思います。

看護師の仕事を辞めてからの後半は苦しみながらも、大変だ！
とか言いながら、過ごしてきた時間を持てたことは幸せだったと思います。

取り留めのない文章になってしまったけれど、お母さんが、いま思うことであったり、いまの氣持ちを書きました。

今までありがとう。

またどこかで必ず逢えますように。

※上記の文章は自分が余命三か月と仮定して書いたものです。